聯合

文字には言語そのものを直接に代表する性質のものと言語の外相たる聲音を代表する性質のものとの二大別あり。甲を義字といひ乙を音字といふ。而してその音字は西洋の學者によつて最も進步せる文字と目せらるる所のものなり。然るに或る國語に於いてその言語の要素として用ゐらるる音韻の數は限定せられてあるものにして大體の型を定めて多少の異動はこのいづれかの型に收めて、これを精密にあらはすことはなし。かくてこれらの聲音をうつすに用ゐるものこれ卽ち各國民の實用文字なり。元來音字はその約束を精細にせば聲音の委細を精密に寫し出すこと不可能にはあらねど、かくては極めて煩雜にして實用に適さざるなり。(山田孝雄「日本文法學槪論」P.7)

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